バレンタイン短期バイト
バレンタインのバイトをしています。
1.バイトをはじめよう!
12月にバイトをやめ、素敵なお別れ会と色紙をもらった私です、が、気づきました。
お金って稼がないと無くなるものだと。
人として当たり前のことを忘れていたような気がします。
みるみる無くなる預金。容赦なく請求されるクレジットカード。
しかもこのあとはインドとヨーロッパ旅行を控えております。それなのに、お金がないなど言語道断!
というわけで……
バレンタイン短期バイトをやってみた!
ギリギリでいつも生きていたいカトューンのような私は、超ギリギリで申し込みました。面接とかするのかな?と思ったのですが、説明があって、シフト空いてる日を書いて、終わり。
え、面接は????
いいの? 見ず知らずの人を雇っていいの?? と若干の不安を覚えながらバイトをすることになりました。
2.実習研修なしで本番へ
1.説明を受けます
2.プリントをもらいます
以上です!!
研修は……
以上です!!
「売り場へ直接いってね〜!」とメールを受ける私。いやいや売り場がどこにあるかさえ分からないのですが……。
百貨店によって、レジの仕方、配送方法が違います。ややこしい手順も含まれているでしょう。たぶん。
なのに!!研修なし!って!!
ミスしても知らねーからな!?
ていうか0はやめよう?! せめて半日…いや1時間でいいから設けよう?!
心の中で叫びながら売り場へ行きました。
3.実際に働いてみた
大学生ばかりかと思いきや、おばさんばかりでした。
お金をガツガツ稼ぎたいタイプのおばさんらしく、朝から晩まで通しで入ったりもしています。
え? 私? 私は普通に定時であがりますよ、もちろん。疲れますからね。
結構、我が強いおばさんですが、適当に頷いております。私も自慢ではないですが、我が強いからね。流すのが一番です。ちなみに朝は1人で、夕方から3人体制です。途中で、メンバーが代わることもありますが、以下2人は結構固定メンバーです。
趣味が豊富で、販売に誇りを持ってるおばさん→販売おばさん
笑った顔が素敵! はっきり物を言うけど、良い人。→笑顔おばさん
なんでこんな呼び名かというと、私が名前を覚えてないからです。もう2日も入ってるのにね。失礼極まりない。
2人とも優しい!ってわけじゃないですが良い人です。自由人だし。とても働きやすいです。とてもではないか。そこそこ働きやすいです。
…これ見られたら殺されるな。
ちなみに販売おばさんは、昔も同じチョコを売っていたらしいです。
だからか、チョコの説明がとっても上手!!
さすがや…!と思うんですが、いかんせん話が長い。
私は、ポイントを話す→食いついたら、また違うポイント→興味をさらに示してくれたら、違うポイント……と話しております。
試食だけ求めてる人もいますからね。そういう人を好きにはなりませんが、店の名前を覚えるきっかけになるならと割り切っています。
しかしおばさんは試食を渡すと、1から10まで全てを語りだす。
上手です。説明はとっても上手です。
このチョコが美味しいんだろうなぁという気持ちにはさせられます。
しかしそれは売り子側の視点です。
気づいて!お客様、飽きてるから!右から左へ垂れ流してるから!(死ネタ)
見てるこっちが助け舟を出したくなるくらい長い……話終わったあとに「あと〜」と付け加えるんですよね。
一回切って! 人間ってそんなに覚えられないから!!
私の悲痛な叫びは届きません。
それだけなら千歩譲っていいんですよ。
この販売おばさん、話が長いだけではなく、クソみたいなアドバイスをしてきます。
クソバイスですね!!
「2粒から20粒いりまで、ちゃんと説明して」→値段で決めるお客様もいるから
「違う3粒の試食チョコを見せないで」→試食乞食が次々食べるから
うるせえよ。
値段で決める人もいるかもしれない…ってアホか。値段書いてあるじゃん! 見ろよ! 見てくれよ! むしろ長々と説明された方が辟易するわ!
後者に至っては知らんがなのオンパレード。試食乞食のためにチョコを選ぶ楽しさを奪うのってどうなの?? 味の好みだってあるだろうしさ! 乞食が嫌だからって、すごく身勝手な言い分じゃない?
と悶々としながらチョコの売り子をしております。多分おばさんも「生意気な子が来た……」とイライラしてる。
まあでも販売おばさん以外だったら割と楽しいです。売れたら嬉しいし、去年も買ったの〜と言われたら有難いなと素直に思います。
4.2日目から1人でお仕事♡
皆さん思い出してください。
「朝は1人、夕方から3人体制」という言葉を……
そうです、1人です。
2日目から1人です!
馬鹿かお前、1日目にちょろっとやらせて1人で店番させるとか馬鹿かお前(2回目)
結論から言えば何とかなったんですよ。売り子はね。
しかし敵は違いました。開店前にありました。
大量の在庫たち
朝から店の前に在庫が積み上がりました。びっくりした。これ1人で運ぶの?と愕然とした。
みんなは台車を使ったり、2人で運んだりしてるにも関わらず、1人でせっせと運びます。チョコの数を記入しながら。
しかもこの準備時間って、時給が発生しないんです。
運びながら私は、説明会の日を思い出してました。
「掃除したりケースを綺麗にしたりするだけなので、準備の時間は給料発生しません」
しばくぞ。
こんなん聞いてねーよ、ふざけんなよ、夜道に気をつけろよ。いつか刺しにいってやる。
憎しみを込めながらダンボールを運びます。
そんな感じではじまったので、開店してからは超やる気をなくしました。
「それって人間としてどうなの?」と言う皆さん、よく考えてください。開店前に労働をしたわけですよ、結構つらいやつ。つまり会社は労働を前借りしたわけです。今は本当は休憩時間のはずなんです。
それなのに店番をしている!やる気がないかもしれませんが。チョコを売っている!
どうでしょう?私の言い分が正しいことに気づきましたか? あぁごめんなさいごめんなさい嫌わないで!
5.結論
色々と紆余曲折ありました。読み返すと、そんなに楽しくなさそうと思われそうですがそんなことないです。
チョコはいっぱい食べられるし、隣のブースの人と仲良くなればチョコを食べられるし、友人からもチョコの差し入れをもらえます。
あとチョコ食べ過ぎじゃない? ニキビを生み出す機会と化してない?
ご覧の通り、チョコは嫌っていうほど食べられます。すごくないですか? 宝石みたいに詰められたチョコが食べ放題なんですよ?!
売り子もまぁ色々ありますが、楽しいです。やはり私は接客が好きなようです。一瞬かもしれませんが、人と関われる仕事が好きです。
接客が好きで、チョコ好きなら最高なんじゃないでしょうか。
本日4日目です。土曜日ということもあってか、昨日はたくさん売れました。今日も日曜なので売れるでしょう。楽しみです、頑張ります。
……在庫が運ばれませんように!!!!